2012年10月17日水曜日

すずかけの会

すずかけの会(東京)


            今、子どもに届けたいものをつづる

『新すずかけ』は昨年十一月に四十五号。創刊平成七年七月顧問に元理事の田坂常和先生、代表中野さん、二十二号よりふたばこが引きつぎ、二十七号から表紙絵と巻頭詩、書を田坂先生病リハビリの中から左手の作品出品。たけたにさんは、児童文学作家として協会理事の傍ら執筆長らく同人として協力いただいています。はまさきさんは研究会員で子育ての中から童話と詩を。沖縄在住の古倉さんは沖縄で起きた出来事を後世に残すべく。ふたばこは詩、古典訳、時評など、五名の会員年二回発行冊子四十部。出版社、当協会先生方、児童文学者協会、浜田広介記念館、小川未明文学館、山崎小学校矢代文庫、大阪児童文学館、前橋、山梨文学館等に寄贈四十三号は昨年神戸エルマール文学賞全国同人誌展に出品。
 いじめのない学校生活をおくり、ものの善意がわかる豊な人間に育ってもらうよう、各人それぞれのものを書き続け人の心に届くものを同人で発表していきます。
                                                    (ふじいふたばこ)

童話サークル わらしべ


実りの秋に発足しました!

平成2410月「わらしべ長者」のように運が向いてくるようにと思いをこめて、京阪神地区に住むメンバーが集まって結成されました。発足集会には16名、その後も入会希望が4名と、勢いに乗って出帆したところです。これも顧問である沢田俊子先生はじめ、皆様のおかげと感謝しています。
メンバーには、創作歴の長い人もいれば、書くのが始めてという人もいて、どんな色のサークルになっていくのか楽しみです。活動内容としては、作品合評を中心に、情報交換や講師を招いての勉強会、いずれは皆の作品をまとめた冊子の発行も考えています。
創作を通じての出会いを大切にしながら、協会の先輩サークルとの交流もできればいいなあと思っています。どうぞよろしくお願いします。
サークルについてお問合せの方は、
E-male warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp まで

                         (藤谷 久美子)

徳島児童文学会

徳島児童文学会(徳島)


徳島児童文学会は、昭和三十五年の発足以来五十年余の長きにわたり徳島の地で活動を続けています。
 その間多くの会員の方々が児童文学の創作に励み、たくさんの作品が、毎月の合評会を経て、県内・国内はもとより海外へ向けても発表されてきました。
 もちろん作品を書くという作業は、孤独なものです。そのため、書き進めるうちに作品に対する思い入れが強くなることがあります。しかし合評会での他の会員からの率直な意見や質問は、それがいかに独りよがりであるか、さらには児童文学に対する考えの甘さや筆力の未熟さにまで気づかせてくれるのです。作品を書くということ、さらにはそれが読者の存在を想定するものであるならば、こうした意見や質問は、その後幾度となく繰り返される推敲の過程での貴重な視点となります。そしてこの合評会こそが、徳島児童文学会の活動の中心なのです。

                                                                                                      (くすのき しげのり)

(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました。)


ももっこ童話の会


ももっこ童話の会(岡山)No.1

漆原先生と合評会


 他の地域の事情を詳しく知らないが、おそらく岡山は児童文学が盛んな土地柄だと思う。そうした事情もあって『ももっこ童話の会』は、意見交換や交流を目的に五つの異なるグループから構成されている。

 さて、それぞれのグループで同人誌を発表などしている『ももっこ童話の会』が、目下のところ力を注いでいるのが、漆原先生をお招きしての合評会だ。

限られた時間の中で作品を批評する。日頃グループごとでやっていることだが、不思議と心地よい緊張感と刺激を感じるのだ。そう思うのは私だけではないだろう。グループの枠を超えて違った意見が聞けることや、漆原先生の存在はその意味で大きいと思う。

                             (水川かおり)


(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

「ひしのみ」童話会


「ひしのみ」童話会(佐賀)

  若ものたちの活動で活気づく


『ひしのみ』は昨年三十号を出した。年に一回の発行だから、ちょうど創刊以来三十年を経たことになる。途中一回も休まず、一回も増刊もせず着実に歩いてきたことがあえていうなら『ひしのみ』の誇りだろうか。創刊のリーダーだった池田寿枝さんを最近亡くし三十号をみせられなかったのは残念だが、まだ当時の会員の名も見える反面、最近若い会員が増えて若い力が「ひしのみ」を持ち上げ出したのは心強いことである。また、一時は教員の会員が多かったのが、まさにさまざまな仕事の人たちの目で支えるようになったのも、ものの見方の広がりと活気あるものにしてくれている。

 ベテランと言われる人はさすがに少なくなってきたが、中堅、新人の作風は予期せぬ分野と新鮮味を増している、中央からの講師を呼んでの研修会がその役を果たしているのではなかろうか。現会員十四名で頑張っている。

                           白武留康


(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

かざぐるまの会


創作童話 かざぐるまの会(千葉)

 これからも 仲間とともに 

 

 一九八〇年、児童文学作家おのちゅうこう先生の指導のもと、流山市主催の「童話講座」が始まりました。二年後に、自主講座となり、“創作童話 かざぐるまの会”が誕生しました。おの先生が亡くなった後は、専任講師を迎えることなく、合評会を続けてきました。

 童話の種を求め、小旅行や、講師を招いての勉強会も行いますが、地域誌等への連載などもあり、月一度の例会は、皆の楽しみ。合評会では、活発な意見交換がなされ、時には厳しい指摘もあります。

 同人誌の発行は、二年に一度。今年は二月に、第十四号を刊行しました。

 いつまでも回り続ける“かざぐるま”を、目指しています。

                              樫 田鶴子

                              豊桑由美子
 
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

 

さわらび


さわらび(埼玉)

継続は力なり

 さわらびの出発点は一九八一年の公民館主催の「童話の書き方教室」です。講師は岡信子先生でした。当時、皆、子供が小さく、それぞれ手を引きながら講座に通いました。講座終了後サークルを立ち上げ、それから、今日の間にメンバーの入れ替えはありましたが、去年は同人誌「さわらび」第二十六号を発行し、三十号記念に向かって頑張っているところです。頑張ってといいますが、メンバーはそれなりに年を重ね、時には、とんちんかん?な事もありますが、そこはメンバーが協力し合って乗り切っています。

例会は必要に応じて一ヶ月、又は、二ヶ月に一回。心やさしい乙女達六人ですが、合評となるとちょっと変わるかも……。活動場所は主に草加の公民館。親睦を兼ねて温泉にも出掛けています。―継続は力なりーで、これからも、健康に気をつけて続けていきたいです。新メンバー、いつでも募集中。

                   (西澤直子) 


(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

けやきの会


けやきの会(兵庫)

「昭和人間」の同人です

 

 私たちはメンバー全員が「昭和育ち」の「昭和人間」です。子どもの頃、自然の中で育ち戸外での遊びに興じました。その良き経験・記憶は私たちの宝物です。詩や童話の創作を通して私たちの宝物を子どもたちに届け、子どもたちがそれを共有してくれればと願っています。

 兵庫県の小学生を対象とする「作文と詩のコンクール」に携わっています。子どもたちの心はいつも新鮮で輝いています。審査を通して、時代を超えて大切なものを肌で感じることが出来ます。創作に生かすよう努めています。

 メンバーの多くが、子どもの教育に携わった経験を持っており、皆、子どもたちの健やかで心豊かな成長を願っています。子どもたちの心にじわっと染み込むような作品を追及していきたいと考えています。皆様、ご指導・ご支援の程、よろしくお願いいたします。
               

                      (だんちあん)
 
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

 

 

 

紙ひこうき


紙ひこうき(埼玉)
  子どもたちの手に物語を届けたい!
 原点は「子どもたちに読んでもらえる作品を書きたい」でした。同人誌という紙ひこうきを飛ばし続け、気づいたら十年余り。読んでくれる子どもの年齢を想定して使う言葉を考える。設定は不自然ではないか……。生活童話なら……。ファンタジーなら……。絵本なら……。夢中でした。夢は追い続ければ叶うことを今、実感しています。漆原智良先生をはじめ、たくさんの方々からの励ましやご指導に感謝いたします。お蔭さまで、『紙ひこうき』十号記念童話集『「扉をあけると。」キサモヨトジボふしぎなじゅもん』を銀の鈴社から出版することができました。うれしいことに、日本図書館協会と全国学校図書館協議会の選定図書にもなりました。作風はバラエティ豊か、それぞれの個性が売りです。
 紙ひこうきは、今後もセカンドステージに向けて進化しながらも、原点を追い求め続けます。
加藤圭子
 
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

あの津っこの会


あの津っこの会(三重)

 あのなあ、お話を読んで、見て、聞いて


 当会は一九七七年、故内海康子が呼びかけ六名での出発。命名由来は三重県津市の古い地名「安濃津」と、この地方で親しく呼びかける言葉「あのなあ」にかけている。同人誌は今年五十一号。会としての出版本は、「安濃津むかしのはなし」、地域で活躍した人々を紹介した「安濃津あのひとこのひと」、創作童話集「おはなしわくわく」、同人誌五〇号記念「あの津っ子」の四冊。三重には、手作り作品やユニークなコレクションなど展示するまちかど博物館活動があり、当会もその一環。また隔年児童文学展も開催。そこでは地域の昔話や自作を語る。児童文学は子どもに届けてこその思いである。

 会員十四名皆多忙。締め切り間際にフルパワー、刺激しあう元気な仲間あの津っ子。

日間賀京子
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)

青おに童話の会


青おに童話の会(山形)
 日本のアンデルセンといわれ、讃えられている浜田広介先生生誕の地、山形県高畠町に平成元年、先生の功績を顕彰し「浜田広介記念館」が開館されました。
 青おに童話の会の誕生は、平成七年同記念館主催の「童話創作講座」からはじまります。創作講座の修了生たちが中心となって会は結成されました。あれから、十六年の歳月が流れ、数名の会員が上梓しました。
 会員は、三十名前後ですが、東京都、茨城県、栃木県、宮城県、秋田県、福島県からも参加の全国区です。
 現在十六号を編集していますが、活動内容は、毎年夏まで作品を提出し、秋に合評会を行い、作品を仕上げます。
 同人誌が完成すると、さらに合評会を行い、次回への意欲につなげます。全て漆原智良先生の指導ですすめています。
                      山川正吾
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)