2015年7月31日金曜日

童話サークルわらしべ


[わらしべ通信No.30]


719日(日)
台風一過の翌日、7月のわらしべ定例会がおこなわれました!

今回は残念ながら欠席者が多く、会場の机の輪もいつもより狭めでしたが、その分ひとりひとりの意見を聞くことができ、じっくりとした合評ができたように思います。
合評作は4作品。10枚ほどの短めの作品ばかりでしたが、それぞれ雰囲気のことなる作品で意見が飛び交いました。
そのうちの1作は、ちょっと不思議なナンセンスファンタジー。ナンセンスとファンタジーの違いなど、私自身もまだまだ知らないことが多々あって……合評で色んなジャンルの作品に触れることで、新たに学ぶところがあり、とても勉強になります。
幼年の書き方や文体、時代設定など、合評をするといつでも新たな発見があることに驚かされます。これだから合評はやめられません!(笑)

さてさて、来月はお盆をはずして、八月の前半に定例会があります。いつもよりちょっと早めにメンバーの皆さんと会えることを楽しみにしつつ、ますます暑くなっていく夏を乗りきっていこうと思います!えいえいおー!

(担当:乾)


2015年7月24日金曜日

児童文学サークル だんでらいおん


ぎらぎらした日差しを連れて、今年も夏がやってきました。

あちこちで、おひさまに向かってすくっと伸びる元気なひまわりが、夏を盛り上げています。さて、ひまわりといえば鮮やかな黄色(今はチョコレート色もありますが)が頭に浮かびませんか? そして、黄色の花で忘れてならないのが、たんぽぽ。またの名をダンデライオン。

前置きが大変長くなりました。初めてサークルブログに参加致します、児童文学サークルだんでらいおんです。だんでらいおんは昨年春に発足し、会員7名で年4回合評会を行っております。まだ、1年と数カ月の若いサークルですが、昨年は会員3名が様々な賞を受賞致しました。野城裕子さん「第26回新美南吉童話賞 佳作」、真山みな子さん「第7回 絵本テキスト大賞 優秀作」、
わたなべちとせさん「第16回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト(創作童話部門)厚生労働大臣賞」。
これから、様々な場で花を咲かせられるよう会員同士切磋琢磨しながら創作に励んでいきたいと思っております。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

だんでらいおん(よねむらけいこ)

2015年7月21日火曜日

とんとんぼっこ


718日に、第二回目のとんとんぼっこ合評会を開きました。
今回、合評したのは3作品。そのうち2点が新メンバーの作品でした。
合評1作目は、地元の暮らしの中から生まれたお話。地域の活性化に尽力してきた作者であるからこそ、アンテナにひっかかった素材であるようです。創作にチャレンジするのは初めての作者。だけど、これまでの生活の中に、たくさんのお話の種をもった人です。今、創作が楽しみでたまらないという気持ちは、みんなの刺激になります。
2作目も新メンバーの作品。この方は10年ほど前に書いたきり、創作は中断されていたとのこと。とんとんぼっこ入会をきっかけに創作を再開されました。仲間ができたことで、続けるきっかけになったら嬉しいことです。提出されたのは、短編のファンタジー。主人公に起こった不思議の時間はいつまで続くのか。いつか終わらせるなら、どう処理をするのかが論点になりました。
3作目は前回ためしにやってみた、修飾語と名詞をばらばらにして、くじびきでくっつけてタイトルにしてしまうという試みから生まれた物語です。とんでもないタイトルからイメージをふくらませて、ゆかいな話にしあがっていました。まずは創作を楽しむ! 彼女からはいつも、シンプルで大事なことに気づかされます。
積極的に意見がかわされ、名残惜しく閉会となりました。次回、3か月先の開催までは待てない!との意見で、9月初めにランチ会を開くことになりました。(ランチ? ちょっとは勉強もしますか…?笑)
次回のとんとんぼっこ合評会は、1024日(土)の予定です。
(巣山ひろみ)

2015年7月3日金曜日

ももっこ童話の会(岡山)


627日は岡山サークル「ももっこの会」6月例会でした。
 予定通り9時開始。参加者は7名、作品7作。 今回のテーマはある絵本の公募をめざした作品合評会。岡山の各同人誌に所属する会員で構成され、通常は協会冊子の勉強会や講師を招いての講座や講演会を開催していた「ももっこの会」は会員だけの作品合評は初の試みです。このサークルブログに掲載されている「わらしべ」さんや、「とんとんぼっこ」さんのように、書き手や会を元気にする作品合評会を行うことで会の活性化をはかります。
 無記名で作品を提出し、全員で合評、最後に作者が名乗りを上げ語る形式をとりました。
提出作品は、バスにのって空を飛んだり、海の果てへ飛ぶ魚、転校生の話、ふしぎなタネ、シャイな果物、ネコの兄弟、野菜の冒険……とさまざまです。合評では、とても魅力的な舞台があっても主人公が行動していない。盛り込みすぎて結局主人公のことが何も残らない。動機が弱いため展開はうまくいっているのにラストで共感が弱くもったいない。幼年ものは行動で描く。擬人化した登場人物の特性を生かす。時制の変化を読みやすく工夫するなどの活発な意見が出ました。作者の伝えたいことを読み手に伝えるためどうしたらいいかという点をポイントにとても熱い合評時間でした。また、短編にこだわらず、中編や長編で書く素材はそれに適した自由な長さで書いて見ることに。最後に絵本公募の受賞作品の朗読をしました。本になる作品はやはりどこか光っています。協会の「童話塾in関西」への呼びかけなど事務連絡をして時間いっぱいでおひらきに。
 次回は今回の書き直し原稿、あるいは新たに書いた原稿でも良いので、仕上げた原稿を持ち寄り作品合評会Part2です。ももっこに新しい風が吹いています。(おごうふみこ)