2016年4月28日木曜日

とんとんぼっこ

4月23日(土)に、今年2回目のとんとんぼっこ合評会を開きました。
いつものように午後1時から、袋町の広島市民交流プラザにて。
と、その前に。
時間のとれる者でランチ! メンバーのおすすめのビュッフェで、なんと1,080円。
お野菜中心のバイキングなのですが、開店と同時に1時間待ちの人気店。予約がしてあったので、すぐに入れました。
どれもとてもおいしくて、揚げたてのたまねきの天ぷらの甘いこと。満腹しあわせ。コーヒーをいただくころには、危うく、今日一日が終わったような気持ちになりかけたのは、わたしだけでしょうか(笑)
さて、ぶらぶら歩いて市民交流プラザに到着してからは、みなさん、しっかり合評会モードに切り替わっています。さすが!
今回は7名の参加で、提出作品が5編。
作品を書きだしたのはいいが、どう着地させれば良いのかわからない……と、作者自身が頭をかかえる作品が多かったように思います。
ついつい、アイデアを書きこむのに夢中になって、主人公をおきざりにしてしまう。いつの間にか、作品の道筋はいくつにも別れ、主人公はすっかり迷子に……。
こういうことって、自分では、なかなか気づくのがむずかしいです。アイデアが、どう必然性をもって主人公にからんでくるのか、主人公の気持ちを動かしていくのか。これがひとの作品だと不思議と見えてくるんですね。だからこそ、合評の意味があるのだと思います。
意見がたくさん出ました。みんなの合評で、それぞれの作品の進む道筋が、目に見えるように開けていくのを感じました。

次回、合評会を予定しているのは、7月23日(土)。
と、その前に。
みんなから口々に、次が3か月あとでは、さびしいという声があがりました。
というわけで、6月18日(土)に臨時の合評会を行うことになりました。場所はいつもの市民交流プラザ。13時からです。
                              (巣山ひろみ)



2016年4月25日月曜日

ももっこの会

 降り注ぐ雨に、牡丹が赤く大きな花びらを広げています。4月21日(木)は「ももっこの会」の定例会でした。午前9時半から12時は短編作品の合評会。参加者6名(うち2名はこのたび協会の研究会員になられました)、合評作品5作。作者名を伏せて、1作ずつその場で作者以外が朗読して合評します。
 1作目は6月募集の絵本公募用テキスト。時間の流れをわかりやすく、主人公が映像としてイメージできる工夫をする。2作目は6月募集の童話賞公募作品。書き出しの歌の挿入は効果的だが、ラストにつなげる仕掛けに無理がないようにつなげていく工夫をする。3作目は大人の理不尽に対する子どもの気持ちを描く作品で、テーマはよく伝わるが、地の文が大人っぽいので子どもにそった言葉を選ぶ。4作目は話の発想はおもしろいが、ラストのシーンにもう一工夫。5作目は全体のスリム化。光るエピソードひとつに絞る。
「テーマ」……伝えたいことが伝わっているか、「文章表現」……どうしたら読み手にわかりやすいか、「登場人物」……登場人物の役割、主人公に寄り添えるかなど丁寧に合評しました。合評後に、新年度の名簿配布、年間計画の確認、公募などの情報交換をしました。
 今月は、例会で「中編・長編」の合評希望が出たので、希望者は、昼食をはさんで話し合いました。例会会場は一日使用可能なので、定例会(偶数月の第3木曜日)の午後1時から3時くらいを「中編・長編」の合評会として当面試してみることにしました。長編は事前に作品を読みあっておく必要があるので、詳細は参加者で話し合って決めて行こうと思います。

「短編部会」と「長編部会」の2部制がこれからどのような展開になるのかは未知数ですが、自分の書きたいものを核にして文章で表現していくことに変わりはありません。仲間と一緒に作品を間に置き、互いに刺激し合い、ワクワク楽しみながら学んでいきたいです。 (おごうふみこ)


2016年4月22日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信 NO.39

4月17日(日)
月1回の定例会。出席者17名、欠席者3名でした。
まずは、同人誌「わらしべ 第二号」が完成し配られました。
第一号より、かなり分厚いボディ! 詩・エッセイ・一枚童話・創作と盛りだくさん。
たくさんの方に読んで頂きたいですね。
来月は「わらしべ 第二号」の感想会があります。
「わらしべ」の進化は止まりませんよ~。
 
合評は二作品。まずは当日持参された一枚童話を、その場で読んでの合評でした。
短い作品なので、誰でも知っている「サンタ」を主人公にされたそうです。
対象は中学年。ところが主人公の「サンタ」は、ちょっと疲れたサラリーマン風。
「大人のほうが楽しめる~」 とメンバーからの意見。
誰もが知っている主人公を違う視点で、さらに魅力的に書くのは難しいですね。

つぎに、私の書いたものを合評してもらいました。
ケシゴムのカスを丸めている子を見たときに思いついた、低学年向けのお話です。
「場面が二つあるので、一つに絞ったほうが分かりやすい」
「ファンタジーの入り口と出口は、よりワクワク感を出した方が面白い」
など、参考になる意見をたくさん頂きました。

さらに今回は、「詩」のプレゼンテーションがありました。
「まど・みちお」を中心に「詩」への熱い思いを話ししてくださいました。
ペンネームの由来から、育ってきた環境や時代のこと。そこから生まれた個性的な表現。
たくさんの作品と共に紹介して頂きました。
「詩」は見た目も面白い!?
三木露風の「赤とんぼ」の歌詞。一番は、ひらがなの「あかとんぼ」。三番は、漢字の「赤とんぼ」に変わっていること。
これは子どもの成長を表しているとは、知りませんでした。流行りの歌も聴くだけではなく、歌詞を確かめたくなりました。
お気に入りの「詩」や心境から読みたくなる「詩」などを思い出しながら、話が弾みました。
                                                                     (担当: つじ まり)
 


【追記:わらしべ二号について】


創刊号から二年ぶりに、冊子「わらしべ二号」を発行することができました。
老若男女の会員による個性あふれる作品集で、A5208頁です。
表紙、イラストとも、会員が担当しています。
お問い合わせがありましたら、一部500円(実費・送料別途)でお願いしています。
尚、残部数には限りがあります。
問合せ先 メールアドレス

                                      (担当:藤谷クミコ)