2018年4月19日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.62】

4月15日(日)、わらしべ定例会がありました。
13名が出席し、先月に引き続いて顧問の沢田先生にいらしていただき、
中学年向けを2作、低学年向けを1作、幼年向けを1作、合評しました。

 中学年作品では、「グレードの設定」について、いろいろ意見が出ました。
・この作品のおもしろさがもっと生きる、別のグレードがあるのではないか。
・キャラクターの魅力は、低学年の子の方がよろこぶのではないか。
・しかし、作品のある場面の、世の中の真理をついているようなところは、
高学年向きなのではないか。
 私も、書いた後でグレードで迷うことがよくあるので、まるで自分の作品が
合評されているような気持ちで聞いておりました。
 また、話のオチによって、ふさわしい長さがある、という、ボリュームについての
意見もありました。

 もはや直す部分などないのではないかという、完成度の高い作品についても、
沢田先生から、もっと作品をよいものにするためのアイデアが出されました。
 それは、「作者に都合のいい登場人物を消してしまおう!」というもので、
これは、いよいよ改稿に行き詰ったときの必殺技となるかもしれません。

 低学年向け、幼年向けの作品では、分かりにくい点の指摘を中心に意見を
出し合いました。
人に読んでもらうまで、分かりにくさに作者が気づかないことがあるので、
こうした合評の場があることは、本当にありがたいことだといつも思います。
                         (担当:山下みゆき)
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☆メンバーの萩原弓佳さんが、「浜田広介記念館だより」第18号で紹介されました!